骨董品とされる皿とは

骨董品とされる皿とは

陶磁器の皿は骨董品に分類

骨董品の種類は幅広く、皿などの食器も分類されます。
しかし、日常的に使用する皿もたくさんあり、どこまでが骨董に分類されるのか判断は難しいものです。
まず骨董品に分類されるものとして、陶器や磁器の皿があります。
陶器は粘土が原料で、ソフトな焼き具合と荒めの質感で、釉薬をかけて防水性を高めているのが特徴的です。
一方、磁器は陶器を粉砕した石粉が原料で、陶器に比べて硬めの焼き具合となっています。
質感はきめ細かく透明感があり、吸水性がないので実用性が高いです。
陶磁器は様々な産地があり、骨董品と分類されるものは産地名がついた陶磁器の皿です。
どんな焼き物があるのか、代表的な焼き物を少しご紹介しましょう。

  • 伊万里焼
  • 佐賀県伊万里市が産地で、白磁に鮮やかな赤や緑、黄色の色合いを用いるのが特徴的です。
    中でも古伊万里焼きは骨董品として価値があります。

  • 清水焼(京焼)
  • 京都の伝統工芸品で、1回焼成した後に絵付けする技法が特徴的です。
    京都らしさを感じさせる趣のある絵柄を楽しめます。

  • 備前焼
  • 岡山県備前市にある伊部地区で生産されている焼きものです。
    産地の田畑から採取される「ひよせ」という粘土を使用しており、釉薬を使わず高温で焼き、窯の状態に応じて色や模様が変化する特徴を持ちます。

    他にも瀬戸焼や美濃焼、唐津焼などがあります。
    日用品の皿も陶磁器では多いので、プロの鑑定士に見てもらうと安心でしょう。
    また、尾形乾山や今泉今右衛門、井上萬二など有名な陶芸家の作品は骨董品に分類されるので、お持ちなら鑑定で価値を確かめてみてはいかがでしょうか。

    骨董品として人気の絵皿

    絵皿はインテリアアイテムとして人気があり、骨董品としても価値があります。
    中でも華やかさがある大皿は実用性以上に観賞用として制作されていることが多く、査定でもなかなかの価値がつくこともあるでしょう。
    絵皿で人気なのは伊万里焼や九谷焼で、西洋絵皿ならイギリスの陶器メーカー・ウェッジウッドが人気です。
    皿全体に絵付けされているものや金箔が施されたもの、多色使いで華やかなものなどがあり、デザインも人物画から動物、植物、風景画など、作家に応じて作風や特徴も異なります。
    西洋絵皿はポップな色合いが特徴的で、日本の絵皿とは違った魅力を楽しめるでしょう。

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