古道具について

古道具について

「古道具」の種類はさまざまです。年代、種類などによって細分化されています。茶道具や日本画、骨とう品、家具などもすべて、広い意味では「古道具」と呼ばれるでしょう。

アンティーク家具を例にとりましょう。
アンティーク家具のなかには、「ジェヌイン」と呼ばれるものがあります。
これはもっとも格式高いものであり、さまざまなオークションに出されています。
非常に高価なものでありながらも、優雅で堂々とした風貌は他の追随を許しません。

一般的に「アンティーク家具」と呼ばれているものは、「ユーティリティー家具」に分類されるものです。
1900年代に開発された家具のことを指し、ジェヌインほど高額ではないものの、独特の風合いを残しています。
そのほかにも、リプロダクション家具(実際にはアンティークではなく、それを模して造られた「アンティーク風家具」であり、機械生産)などもありますが、これらは買取の対象とはなっても、基本的には「投資」の対象としては見られていません。

古道具の価値

古道具の価値は、家具であれ茶道具であれ、「年代」が非常に重要になってきます。
古道具を購入する人は、古道具が持つ「歴史に裏打ちされたデザイン」に惹かれるわけですから、基本的には古いものの方が高値が付きやすいでしょう。
しかしながら、それ以外にも、「保存状態」「作者や道具の人気度」にも左右されます。

古道具の場合、古銭や絵画とは違い、基本的には「使うこと」を目的とします。
もちろん観賞用に購入する人もとても多いのですが、「道具」として愛着を持って使っていくことにも古道具としての価値があります。
そのため、保存状態が極端に悪く、使用に耐えきれないものなどですと、価値が下がる傾向にあります。

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