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鯉の滝登りを題材にした掛け軸

鯉の滝登りを題材にした掛け軸
激流をさかのぼる鯉の姿は様々な障害を乗り越えられると例えられ、目的を達成する強さ、勇気、忍耐力の象徴と考えられています。なので、鯉の滝登りを題材にした掛け軸は縁起が良いということもあり、コレクターにも人気です。掛け軸の中には夫婦鯉が描かれているものもあり、争いを好まない2匹の鯉は夫婦円満の象徴にもなっています。同じ鯉の滝登りでも作者によって表現力は異なり、優雅さや力強さを感じさせるでしょう。
目次
  1. 1. 子どもの成長と鯉の滝登りとの関係性
  2. 2. 鯉の滝登りの掛け軸の代表的な作者・作品
  3. 3. 伊藤若冲
  4. 4. 円山応挙

子どもの成長と鯉の滝登りとの関係性

鯉の滝登りは出産など子どもの成長を祝う際に飾るのがふさわしいとされており、お祝い事で飾る掛け軸は「祝儀掛け」と呼ばれています。
そもそも、なぜ鯉の滝登りが子どもの成長を願うかというと、中国では登竜門の由来になった伝承からきています。

その伝承とは、黄河上流で滝が連なる龍門を鯉が流れに逆らって登り、天に昇ると同時に龍になったというものです。
鯉は長寿命でたくましく、また中国で龍は皇帝を象徴するものなので、生命力の強い子どもを鯉に例え、困難にくじけず成長するという意味から立身出世を象徴として伝わってきました。
この理由から、鯉の滝登りをモチーフにした掛け軸は出産などのお祝いで良いとされています。

鯉の滝登りの掛け軸の代表的な作者・作品

伊藤若冲

江戸時代に京都で活躍した日本画家で、大胆かつ優美なタッチは芸術的で、天才画家とも評されました。
鶏好きなことから鶏をモチーフや動植物をモチーフにした作品が多く、代表作の「動植綵絵」は、斬新さと芸術センス、技法が高く評価されています。
鯉をモチーフにした作品も多数あり、鯉の滝登りの図は「筋目描き」と呼ばれる独自の技法を用いており、美しい鯉に仕上がっています。

円山応挙

江戸時代中期から後期まで京都で活躍した絵師で、円山派の祖です。
写生を重視した技法は今までの日本絵画にはない斬新な方法で、親しみやすい画風は多くの人々を魅了しています。

鯉の滝登りをモチーフにした「龍門鯉魚図」は、上から下へ流れる滝を連想させる直線と鯉が描かれており、その鯉は白で塗っているのではなく、余白により滝の流れを斬新に表しています。
空白からのぞく鯉の姿は臨場感があり、忠実な写生にあえて不忠実さをプラスさせたことで、より魅力を感じることでしょう。

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