陶磁器人形とは

陶磁器人形とは

陶磁器人形とは陶磁器で作られた人形であり、人の形や動物、彫刻など芸術的な技法を用いて製作されたものです。

陶磁器人形は「フィギュリン」と呼ばれることもあります。
フィギュリンの語源は不明ですが、恐らくドイツ語から来ているものと推測できます。
理由としてはフィギュリンの誕生にはドイツの磁器名窯・マイセンが大きく関わっているためです。

また日本では、愛知県瀬戸市でも焼きものが発展していたことから「セト・ノベルティ」として、陶磁器人形は発展していきました。

陶磁器人形の歴史

陶磁器人形の歴史は1710年、西洋磁器から歴史は始まります。
以前は、陶器のみの製造で磁器の製造までには至っていませんでしたが、磁器製造に成功したマイセンが食器だけの製造に留まらず、動物型の磁器を製造したことがきっかけとなり、陶磁器の製造に発展していきました。
これが陶磁器人形の歴史の始まりといわれており、マイセン人形やドレスデン人形として広まっていきましたが、これらは上流家庭向けに生産されていたため大変高価な陶磁器人形となっていました。

マイセン・ドレスデン人形の初期の作品は、食卓装飾品やインテリアとして王族や貴族だけが持てるステータスになっていましたが、1935年頃になると日本の丸山陶器によって瀬戸製のドレスデン人形が完成したことで、一般にも陶磁器人形が広がりをみせていったのです。

陶磁器人形の特徴は?

陶磁器人形の特徴は、丸みを帯びていることでかわいらしさや柔らかさを感じることができ、また時代の流れをそのまま人形に反映されているものが多いという点が挙げられます。
マイセン人形はきらびやかなドレス姿だったり、王族を象徴するかのようなものだったりと、時代を切り取った陶磁器人形が多くみられます。

日本では童子人形や縁起物の招き猫、七福神、福助が、インドではサラスワティーというインド神など、縁起物として作られている人形が多いです。
その時代背景に沿った人形が作られていたため、陶磁器人形を見ただけで歴史を感じることができます。
西洋陶磁器が生まれてから何百年と時代が過ぎていますが、現在でもマイセンの陶磁器人形は価値のある人形として愛されているのです。

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