共箱とは

共箱とは

「共箱」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
共箱というのは、陶器などを納める箱のことを指します。
桐を使った素材であることが多く、陶器を守るためのものです。

今回は、この「共箱」について詳しくみていきます。

「梱包材」にとどまらない共箱の価値

共箱は、陶器の製作者の名前や作品名が記され、作者の印が押されています。
これが、一般的な「紙箱」「梱包材」との大きな違いです。

共箱は、それ自体が大きな価値を持っています。
陶器などを守るためのものでありながらも、そこに作者名などが入っていることにより、「この中身は確かに、作者○○のものである」ということを二重に照明することができるのです。
このため、共箱は、単なる梱包材にとどまらず、その骨董品の「付属品」として扱われます。

共箱のあることの意味

共箱があるかないかで、骨董品の価値は大きくかわります。
価格が2倍~10倍もの差が出ることも珍しくなく、共箱は、骨董品の価値を支える大きな要素でもあります。

ちなみに、上では「陶器など」としましたが、もちろん、掛け軸などにもこの「共箱」は存在します。
どのような美術品であっても、共箱がそろっている方が価値はあがる、と考えるべきでしょう。

ただ、この「共箱」が存在しないものもあります。
もちろん、現在の価格で言えば100円程度のものであり、美術品としての価値がなかったものだから、そもそも梱包材が存在しなかった、というケースもあるでしょう。
ただ、それ以外の場合もあります。

それが、「時代が古すぎる」という場合です。

共箱は、室町時代にはあったと言われています。
ただ、言い方を変えるなら、それ以前の骨董品の場合は、どれほどすぐれたものであったとしても、共箱それそのものが存在していなかったという可能性もあります。
このため、共箱は大変重要なものであるけれども、「共箱がないもの=価値がないもの」だと言い切れないのも事実です。

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